実家はミシュラン1つ星の日本料理店。

大学を卒業したら、修行に出て親の店を継ぐのが自分の人生だとぼんやり思っていた。

ただ楽しんで、お金が稼げればいい。
そんな風に大学生活を過ごしてた時、
入学当初から仲の良かった友人に「稼げる仕事がある」と声をかけられた。

当時の自分はネットワークビジネスだということに気づかず、とんとん拍子に話は進んでいった。
結果100万円の借金が残り、そこで騙されていたことに気づいた。

昼から夜まで毎日バイトに入り、借金を返済する日々。

自分の無知さに腹が立った。
もっと知識を学んで自分が身を置く環境を変えよう、そう思ってある起業サロンに入会した。

しかし周りの経営者の話についていけず、相手にされないことも多く、
そんな中声を掛けてくれたのが今の会社の社長だった。

独立願望はあっても何をしていいか分からず、
やはり親の店を継ぐ、というぼんやりとした夢だけがあった僕。

「店を継ぐことが本当にやりたいことなの？」
そんな自分を、社長には見抜かれていた。

自分は何がしたいのか、
どうしていけばいいのか。
出た答えが、“人にもてるカッコいい大人になりたい”

ステータス、外見的なかっこよさ、人間力、すべて持っているカッコいい大人が目の前にいる。

社長に雇ってほしいと直談判したが、まずはバイトからと一蹴された。
バイトとして入社し、人並み以上に努力しても結果が出ず、自分は向いていないと悩む日々。

落ち込むだけで改善をしない僕に役員が言った「君、才能ないよ。」
この言葉が僕を変えた。
悔しくて悔しくて、皆が休んでいる時もとにかく動き続けた。
先輩たちに近づきたい、
営業が上手くなりたい
バイトだからという考えも捨てて、誰よりも頑張った。

正社員になり、数字も先輩たちに近づいてきた。
ゴールはもう決めた。

社長のような“カッコいい大人”になるため、誰よりもストイックに突き進んでいく。